ナンピンの罠

「ナンピン」という言葉を聞いたことがありますか?ナンピンとは、思惑とは反対方向に相場が動いてしまった時に、さらに買い増し、売り増しをしていくことを言います。例えば、ドル円が80円の時、これから上昇すると思って買いポジションを持つとします。しかし、思惑に反して78円まで下落してしまいました。それでも、これから上昇するに違いないという考えを捨てることができず、さらに同じ量の買い増しを行います。この時点で、平均した買いポジションの価格は79円になります。

こうみると、ナンピンすると、ポジションの価格が下がり、損失の痛みが少なくなるように感じますが、これが、大きな間違いです。このあと、思惑が当たって上昇すれば、大きな利益になりますが、逆にさらに下落してしまうと、ポジションが二倍になったので、全体の損失額は2倍の早さで膨らんで行きます。

問題は、自分の立てた予想がはずれたにもかかわらず、それに固執してトレンドとは反対の取引(逆張り)を続けてしまうことです。損失額の膨らみで冷静さを失ってしまい、トレンドに逆らい続けてしまうことが、ナンピンの最も危険なわなです。

マーケットは常に動いているので、いつでも利益をあげるチャンスはあります。思惑が外れたら、ナンピンせずに、潔く損切りし、次のチャンスを待ちましょう。